シムジアの注射シリンジ シムジアの注射シリンジはスライドのように、様々な工夫がされ、使いやすくなっています。
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CZPで最も発現頻度の多かった副作用 プラセボ群に比べて、感染症が多い傾向にあります。多い順では、「鼻咽頭炎」7 例(6.0 %)、「発疹」4 例(3.4 %),「注射部位紅斑」「注射部位反応」「咽頭炎」各3 例(2.6 %)でした。
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セルトリズマブ・ペゴル(Certolizumab pegol)による労働生産性の改善効果 職場・家庭・日常生活での活動に関する質問票)を用いて評価すると.職場,家庭および社会活動の生産性は,ertolizumabpegol 投与により経時的に向上しています。
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シムジアの臨床効果(MTX非併用試験) シムジアの臨床効果を関節破壊の抑制効果をみたものです。投与24週の時点で、シムジア(CZP群)はプラセボ群に対して有意に関節破壊の進行を有意に抑制しています。
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TNF阻害薬使用歴とセルトリズマブ・ペゴル(シムジア)の反応性 シムジア(CZP)は過去に他のTNF阻害剤を使用した患者でも使用してない患者と同等に有効性を示しています。
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シムジアの投与スケジュール シムジアは初回、2週後、4週後に400mg(200mgシリンジを2本)注射します。以後、2週毎に200mg(200mgシリンジを1本)注射します。尚、症状が安定した場合には、400mg(200mgシリンジ2本)を4週毎に注射することができます。 シムジアは自己注射は認められていますが、発売日(2013年3月)より1年間は長期投与が認められていませんので、現実的には2014年3月までは、自己注射による長期投与はできないことになります。
シムジアの臨床効果(MTX非併用試験) 国内で行われたシムジアの臨床効果を示す試験結果です。 シムジアは対照群(プラセボ)に比べて、メトトレキサート(MTX)を併用しなくても臨床効果が20%、50%改善(ACR20,ACR50) した患者の割合が増加しています。 特に、最初の4週目にかなりの割合で臨床効果を発揮し、効果発現が早いことが伺えます。
シムジアの作用機序 @ 活性化されたマクロファージなどから、産生されたTNFαは関節滑膜の滑膜細胞や破骨細胞にあるTNFα受容体に結合し、これら細胞を活性化させ、滑膜炎や関節破壊を引き起こします。 Aシムジアは、マクロファージなどのTNFα産生細胞に結合、あるいは産生されたTNFαに結合し、TNFαの働きをブロックします。
セルトリズマブ・ペゴル(シムジア)の特徴 製造過程でペグ(PEG)化することによりスライドのような従来の特徴をもっています。
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生物学的製剤の一覧(皮下注射剤) 現在、皮下注射剤として市販されているのは、ヒュミラ、シンポニー、エンブレルの3剤ですが、今年中にこれまで点滴製剤であったアクテムラとオレンシアが、そして新しいシムジアが発売される予定です。作用機序、投与間隔、自己注射の可否、メトトレキサート(MTX)併用の有無などに違いがあります。
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生物学的製剤の比較 インフリキシマブ(IFX),エタネルセプト(ETN)に引き続き,新に2008年にはIFXの完全ヒト型化された,皮下注射剤のアダリブマブ(ADA)とIL−6の働きを阻害するトシリズマブ(TOC)が日本で認可されました。また、2010年にはT細胞の共刺激経路を阻害することによりナイーブT細胞の活性化を調節するアバタセプトが我が国5番目の生物学的製剤として認可されました。さらに、2011年9月には、ADAと同じ抗TNF阻害剤で4週に1回皮下注射するゴリムマブ(シンポニー)が使用可能になりました。2013年には、セルトリズマブ・ペゴル(シムジア)が、さらに、点滴製剤であるトシリズマブとアバタセプトの皮下注射剤の発売が予定されています。 それぞれ7剤とも関節リウマチに著効しますが,阻害するサイトカインの種類,投与経路,投与間隔,メトトレキサート(MTX)との併用の有無などに違いがあります。有効性,有害事象においては同等と考えられます。1剤無効例に対して他の生物学的製剤にスイッチしても多くの症例で有効であることが示されています。いずれも高価な薬剤には違いありませんが,生物学的製剤の選択肢が広がったのは間違いありません。
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セルトリズマブ・ペゴル(シムジア)の構造 シムジアは、ヒトTNFαに対するマウス抗体をTNFα抗原結合部位以外をできるだけヒト化した抗体を作製します。さらに様々な生体反応を引き起こすFc領域を切断し、のこったFab’断片をポリエチレングリコールで覆い(PEG化)作成します。これにより、アレルギー反応や異種に対する抗体生成を抑え、長期の血中濃度の維持を可能にした抗TNFα抗体製剤です。